ナンパ鉄道999

永遠の愛を求めてぼくは旅をする。

エレベーターのボタンはボタンであってそれ以外の何物でもない。

 

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『天 天和通りの快男児』より

 

 どうも直立未即歩行の新人類 joy boyです。

今回は、初即を決めようと街に出た時に出会った女の子との一夜の話ができればと思っております。では。

 

就活を始める時に出会ったRayくんも就活が終わったようなのでまた会おうという話になりました。

どうせ地蔵するだろうと思い、最初から指名ナンパで開始。

結果は、、、

 

 

  信号待ちしている薄い紫のドレスを着たお姉さんを見かける。

信号が変わる。

彼女の斜め前に動き声をかける。

「こんばんは、めっちゃ綺麗な感じですね」

「え、、、」

「パーティーの帰りですか?」

「www違います」

「でもすっげえ綺麗だなって思って声かけました。これから帰りですか?」

「友達と会うんですけど、その前にZARAに行こうと思ってて」

彼女が立ち止まり、あたりを見渡す。

「あ、ZARAならあっちですよ。僕もよく行くんで、そこまで送ります」

それからZARAに着くまで平行とーく。

「もう見えてるんで大丈夫ですよw」

と言われたので最後に

「今日友達と待ち合わせあるなら仕方ないんで、今度僕と待ち合わせしませんか」

も効果なし。

「今日こうやって声かけられるの3回目なんですけど(苦笑)、なんかそういう雰囲気出てるんですかね?」

「いやー普通に綺麗だと思いますけどね」

なんて会話も虚しく

「ありがとうございました」

とお辞儀をして彼女は店内に消えて行った。

 

 

 

 

 

 それから声をかけるも「友達と予定がこの後あって」と断られること多数。

もう今日は10声かけでやめよう。

そう思って最後に指名された女の子。

路地裏から出て来て駅の方向に向かっている。

「こんばんは、目があったなと思って」

「え?あってないあってないwww」

「マジで?おかしいな、俺だけかな」

「wwwww」

「え?もう帰るの?」

「ドンキに寄ってく」

「へえ、ドンキってどこにあるの?」

「あっちだよ」

「じゃあ俺もそこまでいく」

 

「え、なんなのキャッチ?」

「いや、ただのナンパだよw」

 

とまあ、ドンキに一緒に行ったのですが、この後この子がとんでもない発言をして僕は引きました。

エレベーターのボタンが

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こうなっているのを見て

「おっぱいみたいwww」

と手を叩いて笑うのです。

これだけ性にオープンな女の子だったら即れそうと思い、ドンキで買い物に付き合います。

ドンキを出て

「どうすんの?もう帰る?飲んでく?」

「んー、一杯だけ飲んでこうかな」

と連れ出すことが可能になりました。

 

 

でも連れ出し先の店を知っているわけでもなく、華金なのもあって駅から近い店はどこも混んでいたので獅子の奥の方へと歩いていきました。

 

やっと入れる店を見つけてカウンターに座ります。

彼女は僕と同年齢で伊勢丹で化粧を売ってる女の子でした。

 

同年齢なせいか会話も弾みます。ふと彼女から

「最近いつヤッたの?」

と聞かれ

「んー、あれはいつだ、先週の日曜日かな」

と事実を言いましたが、

 

これはいわゆる即系女子なのかと思い、話を進めました。

 

ラストオーダーも終わり、店を出ることになりました。

「この後どうする?ホテル行く?」

「私、〇〇にもう家予約してあるから」

「マジか、俺どうしよっかな」

「あ!ならゲイバー行けば!」

と言われたもののまだ即への希望を捨てられなかった僕は、

「さすがに一人は無理だから、ついて来てくれるなら行くよ」

と、そういう展開になりました。

 

 

 

 初めて行くゲイバーは、小洒落たお店で、中は清潔で、クラブでかかっているようなBGMが流れていました。

 

 

そこで彼女のゲイの友達と知り合います。

すごいんですよ、会話するとき、一回も目をそらさずこちらの目の後ろ側までみているかのように視線を飛ばして来るんです。

 

彼が

「ほんと胸ないよね」

と胸を服の上から触ってるのをみて初対面の僕も触りましたが、確かになかったです。

 

「でも乳首はおっきいんでしょ」と乳首を触りだしたのをみてそこまではできないと思ったのですが、多少酔っ払ってるのもあって僕も乳首を触りました。ここが一番のハイライトです。普通にいい乳首でした。

 

「えwwww 犯罪だからそれwwww」

と彼女に言われましたが、

「確かに初対面でこれはやばいねwwww」

とノリで乗り越えました。

 

テキーラを一気したり、二杯目のレッドブルウォッカを飲んだことで普段自制している自分が出たのは危なかったです。

 

お店のトイレが空いていなかったので待っていると、横に筋肉ゴリゴリの男性がやって来ました。

彼は何も言わず僕のお腹を触りだしました。

「どんな触り心地ですか?」

「まだわかんない」

「あなた、ノンケでしょ」

「そうなんです、わかりますか」

会話をしつつ、トイレが空いたので入りました。

 

それから彼女ら?と楽しく会話をした後、

店を出て、彼女をホテルまで連れて行こう。

そう思っていたのに、すぐ目の前のタクシーに乗り出す彼女。

これは無理だと思い

「じゃあね、めっちゃ楽しかった、ありがとう」

と彼女にその日の別れを告げました。

 

めちゃくちゃ酔ったまま、GTの獅子に乗り出そうと思ったのですが、

 さすがに無理だと思い、彼女の家までタクシーで行き、中出し⭐︎を決めた夜でした。

 

即までの道のりはまだまだかなあ。

 

【反省と対策】

反省点

  • 連れ出し先の店の把握ができていない
  • 性の話題を自分から振れていない
  • 彼女のこの後の予定を見据えていない

 対策

  • 獅子を探索して行きつけの店でも見つける
  • その日限りの関係に遠慮はいらないガンガン攻める会話をする
  • 今日はどこに泊まるの?と連れ出した後の中盤には聞いておく

 

以上、joy boyの未即歩行記でした。バイバイ。

 

 

男と女、ライターとタバコ。

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銀河鉄道999第7話)

次の停車駅は、ラブスモーカー。

停車時間は、吸うのをやめるまで。

先日、と言ってもずっと前だけどこんなことを考えていた。

きっかけは、前の彼女のことを忘れられなかったから。

どうして忘れられないのか。

それは依存していたから。

彼女が好き。

目がくりっとしてすっぴんでも可愛い。

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(画像の人物は全く関係ありません)

彼女の雰囲気が好き。

太陽のようで、明るく僕を照らしてくれる。

彼女の職業が魅力的。

お医者さん。

彼女との会話が好き。

歳上だったから仕事のことや知恵、僕の知らないことを教えてくれる。

それと何を言ってもよく笑ってくれた。

だから一緒に僕も笑う。楽しい。

彼女の匂いが好き。

もうそれは思い出すことができないが、深い森の中の木々の香りだったかな。

彼女の体が好き。

細身なのにEカップ。

彼女とのセックスがしゅき。

なんにせよ、初めての相手だった。

僕の童貞をもらってくれた人。

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直接教えてもらった。

ま、自分で勉強したけどね笑。

 

スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ。

 

狂おしいほど好きだった。(今でも好きかもしれない)

それでも

「申し訳ないのですが、別れましょう」

そう言われた。

これは事実で、どうしようもない現実で、変えようのない過去だ。

その言葉だけで関係が清算できるほど、まだ男女経験が豊富ではなかった僕は、未だに彼女の影をどこかに探している。

実際、この文章の下書きを今の彼女の家でした時に、久々に中折れした。

萎えてしまったのだ。

カラダもキモチも。

 

別れてからもう一年を迎えようとしているのに未だに僕を虜にしているのは、きっと中毒だったからだ。

同じことがタバコにも言える。

普段吸わない人にはわかりにくい話になってしまうが、一度タバコに手をつけてしまうと、禁煙セラピーでも読まない限りタバコは終わりのない習慣となる。

 

ことあるタイミングでタバコのことを思い出し、あのニコチンを体に入れなくては落ち着かなくなってしまうのだ。

 

ただタバコはコンビニに行けば大抵の銘柄は売ってあるし、お金で買うことができる。

でも僕が求めているのは、彼女からの愛であって、お金では買えない。

 

タバコの場合、自分の好きな銘柄が廃番になったらそれに似た銘柄を探せばいいだけの話なのだが、どうもナンパ初心者ですぐに彼女を作ってしまう僕にとっては、今の関係にほとんど満足してしまい、新しい挑戦ができないでいる。

 

ここから本題。

女をタバコと見た時、男は何になるのだろう。

それはライターだ。

タバコとライターの関係は切っても切れない。

タバコだけあっても吸えないし、ライターだけあっても吸えない。

 

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別にマッチでも構わないし、チャッカマンでもいい。

肝心なのは、タバコに火がつくこと。

火がついて初めて吸うことができる。

吸った時にニコチンが体に摂取され、それにより脳内に生まれるドーパミンが、恋愛によって感じられるドーパミンと似ているのだと思う。

 

ライターには、燃料がある。

燃料が尽きれば火をつけることはできない。

火は強すぎても弱すぎてもよくない。

この場合、燃料=性欲だと思う。

性欲、つまりこの女とセックスがしたいと思わない限り男は燃えないのだ。

 

タバコは、葉っぱによって味が変わる。

葉が腐ってたり、湿ってたりしたら火がついてもまずい。

 

 

 

僕のブログの読者はほとんどが男性だと思うからあくまでも男性目線での話だけど。

僕たち男は火をつける側。

女のハートに火をつけるのだ。

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ではどういう男が火をつけやすいだろうか。

それは野心に燃えている男だと思う。

挑戦したいこと、成し遂げたいこと、それに向かって行動している人は魅力的だ。

ぶっちゃけそんな大きな野心が僕にあったのかといえばそうでもない。

でも、勇気を出して、声をかけて、彼女に挑戦しようとした僕の野心は彼女のハートを燻らせるだろう。

 

 

 

初めはマッチでもいい。

とりあえず自分で火を灯すこと。

自分の中に生まれた火を、どうせ無理だからと安易に消さないこと。

マッチはいっぱいあるからとつけては消し、つけては消しとしているうちでは、マッチにしかなれない。

生まれた火をもう少しだけつけ続けよう。

気がつけば100円ライターくらいにはなれているはずだから。

 

火がついて、タバコが差し出されたとして、それでタバコに火がつくかはわからない。

だってそれを決めるのはロマンスの神様だもの。

僕らにできることは、高級ライターになることではなく、何度も火をつけ続けることだ。そのうちに火加減を知り、世界にたったひとつしかないライターになっているだろう。

 

<Das Ende>

 

 

 

 

 

 

 

 

セプテンバーさん(前の彼女が忘れられない君へ)

【追記あります!】

次の停車駅は「セプテンバー」。

停車時間は地球時間で「30日」。

 

RADWIMPSの「セプテンバーさん」を聴きながら思った。

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一人のために描いた夢を

誰かに使いまわした

これって俺だわって。

 

高校二年生俺。

高校二年のクラス替えで初めて同じクラスになった女の子。

家の方面が一緒で電車の時間も一緒の時があって彼女と同じ車両に乗ろうと時間と車両を使い分けていたこともあった。(キモw)

修学旅行のホテルに着いてからの自由時間で偶然にも同じタイミングで土産屋で出くわし連絡先を交換してテンションを上げさせてもらった。(赤外線通信懐かしい)

でも全然そっけない返信しかくれなくて気がついたらサッカー部のイケメンと付き合ってた。

彼女の誕生日はいつだっけ。九月。

 

大学一年生俺。

大学に入って初めて好きになった女の子。

授業のグループワークで二人でいろんなことを調べた。

授業後にお互い時間があるときは「ちょっと図書館行こっか」「そこのベンチで話してこうよ」といろんなことを喋った。

お互い好きな作家が被って喋りやすかった。

なんの気まぐれか「私、joy君のこと好きだな」とLINEで言ってきて俺に右ストレート食らわしてきた。

挙句の果てに「もう連絡しないでください」とLINEで言ってきて俺はK.O.負けした。

長文LINE送って返事ないなと思ってたらブロックされてたよ。戦力外通告だよ。

(だから女の子にはブロックされるまで連絡してもいいと思っているよ)

彼女の誕生日はいつだっけ。九月。

 

大学三年生俺。

恋愛工学の門を叩き、ナンパという出会い方を覚え、初めてバンゲしてご飯に行った彼女。

僕の童貞をもらってくれた人。

こんなに人を好きになったことはないと僕に確信させ、好き好き非モテコミットでもちろんフラれた。

彼女の誕生日はいつだっけ。九月。

 

俺が好きになったあの子達の誕生日はいつも九月だった。

しかし、彼女達に直接おめでとうと目を見て言った試しがない。

(誕生日おめでとう!)と言える未来を心の中で想像しててても。

 

 

一人のために描いた夢を(九月の誕生日を祝うこと)

他の誰かに使いまわした。

 

OH セプテンバー

読者で「別に俺の好きになった子は九月生まれじゃないわ!」と突っ込みたい方もいるだろう。

 

違うんだ、この話の要点は

あれだけ好きになって結ばれなくて苦しんだ過去があっても現在で行動すればいつか「彼女」の誕生日を祝える日が来るよってことだ。

てか、祝いたい他の誰かをお前は見つけてるじゃん!

(「彼女」が他の誰かに変わるかもしれないけどね)

最近読んだ本でこんなことが書いてあった。

「あなたの人生の最大の問題は、あなたの人生の最大のギフトである」

ってね。

なるほど、彼女達が僕らから離れていく(結果)には必ず何か原因があるはずだ。

もしかするとこの子の誕生日を一生祝いたいと思える子に出会えた時にまた同じようなことをしたらどうなる???

また彼女達は離れていくよ。

だから彼女達が離れたいと思った原因はなんだったのか。

自分を見つめよう。

それが彼女達が僕らに悲しみとともにくれる最大の贈り物なんじゃないかな。

別にセプテンバーさんを祝いたいんじゃないだろ。

目の前で一緒にいてくれる彼女を祝いたいんだ。

彼女を喜ばせたいんだ。

それがオクトーバーさんでも、ノーベンバーさんでもいいじゃないか。

僕が笑える理由なら

今まさに目の前にいるよ

こんな僕らを繋ぐのは

そうさいつも

 それでは皆様のよき「セプテンバー」を祈っております、joy boyでした。

 

【追記】

あの時の判断は正しかったのだろうか。

別れを切り出してくる女の子に対して思うのは

(あの時のこの行動がよくなかったな)

という過去に対する後悔の気持ちだ。

後悔しないようにこのことからできるだけ教訓を得よう。

それを「贈り物」と称して前回書いたが、どうも教訓は得ることが難しいらしい。

ある本の中に書いてあった。

その本の中では結婚した女性が今の旦那を見て「この結婚は間違いだった」と思うことが例にあげられる。

「付き合っているときは私の話をよく聞いてくれた」

「体型も細身の筋肉質で理想の彼氏だった」

「今はお腹も出ていて髪も薄くなり、話しかけても上の空」

「やっぱり恋愛の延長で結婚したのが間違いだったのかな」

そんな風に愚痴をこぼし後悔している。

一方でまた別の男性を思い浮かべる。

「親の紹介でお見合いしたあの人」

「弁護士という肩書きは立派だったけど、ルックスがイマイチだった」

「今では一等地の高層ビル内にある弁護士事務所を経営してるらしい」

 

人生は選択の連続でできている。

その選択によって未来が左右されるし、現在が決まる。

過去の判断は正しかったのか?

いや、間違いだったと強く思っても

「そこに「成功・失敗」の評価は下せても

 過去の間違った判断から未来への教訓を導き出すのは必ずしも簡単なことではない」

と筆者は言う。

その理由は以下の4点に集約される。

  • ❶判断していた過去の時点と現在とで、判断者の価値観が変化する。つまり、好みが変わる。
  • ❷過去の判断から現時点までの状況を現在の価値観だけで評価することはできない。
  • ❸過去の判断以降に明らかになった数々のデータは、過去の判断時には、分かりようがなかったものである。
  • ❹過去に間違った判断をしていた場合にたどり着いたはずの架空の現在地が、今の現実の現在地よりマシという保証がない。

❶に関して言えば、

現在、過去に欲しいと思って買ってもらったおもちゃをもう見向きもしないように価値観は変化する。男女の恋愛は1 on 1が素晴らしいと思っていた時期が僕にもあったが、それでは現実は上手くいかないことに気がついた。これからわかるように価値観というものは時間の変化と同時に変化するものだ。そしてどのように変化するかは現在の自分からは想像することができない。

 

❷に関して言えば、

判断に対して点ではなく線の評価をすることが望ましい。現時点であなたが感じている感情は過去の時点では想像できなかったものだ。「付き合った男女ならsexするものだと思って週一でセク確のアポを入れ続ければいいものだ」と「恋愛」に対する仮定を持っていた。しかし、それでは関係を継続するに至らなかった。ここで❸が登場する。相手の反応によって初めて明らかになる情報によって価値観というものは変化した。しかし、僕が掲げた仮説は間違いだった。それははっきり言える。当時「童貞からの離脱」によって「毎週のセックス」を獲得するのがその時点での僕が目指すところであった。しかし、人生全体を見ればそれはせっせとオナニーする程度にしかならなかった。というのが、現時点でみた「点の評価」であり、「線の評価」にはならない。線であの「恋愛」を考えた時に「童貞卒業」という僕にとっては大きなイベントをもたらしてくれたことと「ナンパからの出会い」も生み出せることがこのライフで見た時に得た大きな評価である。

 

❹に関して言えば、

彼女と別れてからいろんなことがあったが、付き合い続けていたらどうだったかなんてのを考えるのは頭がファンタジーである。

 

ここまでつらつらと書いてきたのも他人の理論であり、これを読む人にとっても他人の理論であり、それをどう解釈するかは自由だ。

過去の失敗・成功もその時点では現在であったのだからこれからの未来でも結局は、現時点での判断が一番大事になる。その判断を間違えないように何をすればいいのかと読んだ本に思ったよりも面白いことが書いてあったから追記を行なった。

過去の出来事に良し悪しを与えるのは日替わり定食のようなものだから、人生が終わる時に決めきれば良いだろうと筆者は締めくくる。

 

今しかない。

街で女の子と出会った時もそう思って声をかけなかったことはない。

それはいろんな心理・感情があの一瞬で働くのだけれども、女の子に限らずそれは多くの出来事に関与していくだろう。

人生の良し悪しは、最後で決まるのだから判断によって得られたリターンの総量がプラスになるようにするしかない。もちろん勘定はマイナスでもいいのだろうけど。

 

Das Ende.

 

 

 

 

 

 

2017年を振り返ろう。

次の停車駅は「2017年」。

停車時間は残す所あと3時間を切った。

 

どうも皆様おはこんばんにちは、jjjoy boyです。

去年の今頃どうしてたかあんまり覚えていないのでそれは日記を書いていたらよかったのですが、最近は全く書いていないです。ほんとメモ程度にしか日記は書けていません。なので勢いを以ってこの場で振り返ろうと思って紅白を観るのをやめてパソコンの前に立つことにしました。それではカウントダウンまでお付き合いください。(間に合うかな)

 

僕の前のアカウント名からご存知の方もいらっしゃるでしょうし、今のアカウント名から知ったという方もいらっしゃるでしょうが、なんと去年の今頃僕は童貞でした。

 

童貞(ワッショイψ(`∇´)ψワッショイ)君だぞ!

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童貞だってことはあんまり人に相談できることではなかったし、相談できるような人もリアルでは周りにいなかったし、『ぼく愛』を読み、金融日記を読んではいたもののなかなか結果が出なかったですね。そんな童貞でもどうしてタイプの女の子で卒業できたかというとズバリ、、、

ナンパしたから!

ですかね。

ナンパは恋愛キャリアにおいてのイノベーションだと誰かが言っていたけどもまさにその通りだと思う。

なんの脈絡もなしに「君可愛いから」って声をかけてそのままセックス。

まだ即ったことがないからそのままセックスしたことはないけれども、、。

童貞だった頃はもちろん学校での出会いもバイト先での出会いもあった。

しかし、セックスするまでは至らなかった。

「友達にしか見れない」

何度その言葉を聞いて自分の気持ちを飲み込んできたのだろうか。

その点ナンパは話が早い。

初めから「僕と恋愛関係になりません?」と持ちかけているようなものだったから。

もちろんそれは「色を使う」とか言ってあんまし良しとしない流派もあるようだけど童貞だったらそんなのはどうでもいい。

問題は俺がセックスできないことなのだ。

そんな僕もナンパを通して童貞を卒業した。

詳しくはここに書いてあるので未だに童貞に苦しんでいる人がいたら覗いて行って欲しい。

note.mu

はっきり言ってナンパでの出会いでも女の子はそれでもいいんだと気が付けたのが大きい一年だったかもしれない。

もちろん欲を言えば、ナンパなんてしなくても女の子に認知され、声をかけられ、アポを取り付けられ、セクトラされ、セックスされる方が楽だし、それで満足できる生活があればいいと思う。

でもそれって夢物語でしかないというのが、ここ21年間生きてきて思ったことだ。

今は彼女が二人いる。片方は、ナンパして付き合った方で、もう片方はいわゆる"自然の"出会い。でもナンパをしていなかったらこの自然の出会いの子には声をかけていなかったし、付き合えていたかどうかもわからない。

ナンパスキルってのは、恋愛の観点から言うと"自然"にも派生させうるものが多い。

要は、出会い方こそがどうなのかってことだ。

同じ授業、バイト先、仕事先、友達の紹介とかこつけた合コン、街コンなど。

そしてナンパ。

どれもこれも「出会う」ことでしか関係は前には進まない。

だから今この時期になってすごい大事だと(最近選び地蔵気味なので)思ったのがこのツイートに現れている。

 これめっちゃ大事やん!ええこと言ったやん!って思ったのにあんまりいいねが来なくて「みんなこれ知ってたんだな」と自分の浅はかさに驚きを感じていた。

逆にこれに気がついている人は声をかけるし、常に最強の自分だし、ナンパで困ることはないんじゃないかと思う。

そう、全ては「出会う」ことから始まる。

出会わなければ100年の恋も始まらない。

つまりはこう言うこと。

 

 

今年はナンパで出会った大好きな彼女に振られもしたが、その子は童貞の僕とセックスをしてくれたなんて素晴らしい人だったんだろう。

普通童貞のような男なんて見向きもしないだろう。

不気味だしな。

さて、童貞のdisは過去の自分へのdisなので今この文章を読んでいる童貞の方は気にせず先へ進んで欲しい。

今年は書き初めでこう書いた。

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(汚ねえ字だなw)

一年の計は元旦にありということわざは本当なのかもしれない。

実際にはこの書き初めは一月後半に行ったので事実とは異なるが。

でもさすがに今年こそ、

「彼女を作る!」

とかそういう目標よりも

「童貞を卒業する!」

という目標を立てることで図らずとも彼女はできたし、

童貞も卒業できた。

だからバンゲを目標にするよりは即を目標にする方がなんちゃら〜なんてのは実際良い結果を生み出すのかもしれない。

言いたいことは、やはり人間は「決意する」こととそれを「維持する」こと、まさにそれが人生は選択の連続でできていると言われる所以なのだろうが、で生きていくのだと思った。

童貞の皆さんも来年をいつもと違った年にしたければ年明けに書き初めなんてのはすごくオススメですよ。

僕の去年の課題はセックスできないことだったが、今はキープすることに注力している。だから来年の課題はいかにキープするかだと思っている。

ここでjjjoy boyの戯言を聞いてほしい。

皆さんは『源氏物語』をご存知だろうか。

そう、平安時代に流行った恋愛小説だ。

光源氏(とその息子)の生涯をラブストーリ満載で描き切った作品である。

光源氏が生涯で愛した、つまり源氏物語に登場する光の君と契りを交わした女性は14名なのは知っていただろうか。

これはフィクションだし、時代観も違うし、何を言ってるんだろうと思われるかもしれないが、僕は現代で14股しようと思う。つまりは彼女を14人作ること。

はい、これが僕の来年の目標です。

来年どころかもっとかかりそうだけど、だってあの光源氏でさえも生涯かけて14人だからね。

14股の過程でキープする力を身につけていけるだろうし、途中で違うってなって方向転換するかもしれないだろうし、「今」は彼女いないよって言葉を信じたこれから僕の彼女になる女の子がメンヘラになって包丁で刺されてツイッターに出てこれなくなるかもしれないし、まあいろんなことがあるとは思うけど、この目標設定で来年は活動してみようと思う。

今年はいろんなことがあったなあ。

と思い出せばかけることはまだまだありそうだけど、来年のこの時期は(何を書くかちゃんと項目を考えた上で書き出します)どうなってるんだろう。楽しみだ。

それでは皆様の良い年越しと新年ライフを祈っておりますjjjoy boyでした。

良いお年を〜。

僕と中国故事

次の停車駅は「中国故事」。停車時間はこれからも。

どうも皆様、おはこんばんにちは、jjjoy boyです。

今回は僕の好きな中国故事を紹介したいと思って普段とは全く違ったテーマでお送りします。(恋愛・ナンパのテーマも内容は浮かんでいるのですが閑話休題です)

 

 

実は僕の名前はある中国故事から文字をもらっています。

小学生の時の課題で「自分の名前の意味を聞いてこよう」

なんてのがありましたよね。 

その時に親に話を聞いて「ふーん」って思ったわけです。

で中学生になった時に漢文の授業で出て来て

「あ!」ってなったわけです。

俺の名前や!って。

そこから興味を持ったのと高校の漢文の先生の課題で中国故事の本を読む機会があって「ふーん」って感じで色々読みました。

その中でも印象に残っているのが

「人生万事塞翁が馬」です。

この「人生万事塞翁が馬」ってよく聞きますよね。

昔中国に塞翁さんって人がいて馬に逃げられたけど、その馬がメスを連れて帰って来てとか、生まれた子馬がめっちゃ良くてとか、その馬に乗った息子が落馬して足を折ったとか、それで戦争に行かずに済んだとか。

そんな中国故事だったはずです。

 

要は、何かよくないことが起こっても、それをきっかけに物事は転じる時があるよってお話です。

めっちゃポジティブになれますよね。

記憶が曖昧なのでちゃんと調べます。

 「人生の禍福は常なきものだから、福も喜ぶに足りず、禍も悲しむに足らず」というたとえに使われる。

 むかし北方の塞の近くに、占術をよくする老翁が住んでいたが、その馬がなぜか塞を超えて胡の地に逃げてしまった。みんなが気の毒に思って慰めると翁は、

「これが福に転じないとはかぎらん。そう悲しむこともありますまい」

という。果たして数ヶ月ののち、逃げた馬が、胡の地の駿馬を連れて戻って来た。みんながそれを祝うと、また、

「これが禍に転じないともかぎらんわい」

と翁がいう。家には良馬が殖えて、乗馬好きなその息子が、馬から落ちて足を折ってしまった。みんながそれを見舞うと、また翁は、

「いや、福に転じないともかぎらん」

という。その後一年、故人が塞に攻め込んで来て、若者たちは弓を引いて戦い、10人のうち9人は戦死したが、翁の息子は足が悪かった故に、親子とも命永らえたという。だから福が禍となり、禍が福となり、変化は極まりなく、測り知れないものである。(『淮南子』人間訓)

人間万事塞翁が馬だ、仕方がないよ」というふうに使われて、成り行きに任せるというニュアンスが濃い。しかし、元の話はどうも、禍も福も人間自らが招くものであって、それを心に銘じて行動すべきで、禍福そのものに慌てて、必要以上に悲しんだり手放しで喜んだりするな、ということらしい。

*1

調べたら僕が抱いていた印象とちょっと違いましたが、そんな教訓を持っているみたいです。

 

この言葉

「人生万事塞翁が馬」は僕の人生でいろんな時に登場します。

高校の時読んだ本の中に出て来た時。

初めての大学受験に失敗して父親に言われた時。

高校卒業してからの進路の話で先生から言われた時。

そして最近。

 今年はいろんなことがありました。

特にこの「人生万事塞翁が馬」を印象付けるエピソードとしては

パソコンが壊れたので自分で治そうとしたけどどうにもならず最終的に修理に出さなくてはいけなくなった。

修理が終わったとのことで取りに行く。

電車に乗っているとすごくタイプの女性が乗ってくる。

彼女が同じ駅で降りる。

思わず声をかけると連絡先を教えてくれて付き合って最終的に童貞を卒業した。

 

パソコンが壊れなければ、彼女とは会えていないですし、joy boyは誕生していません。

結局彼女とは別れたのですが、今では電車賃くらいしかかからないすごく経済的に優しい彼女と出会うことができました。もはやヒモみたいな恋愛をしています。

 

自分に不幸が降りかかっても行動すれば結果転じて幸福が待っているんだと実感する年になりました。(もちろん裏返しもありますが)

 

だからこれからの人生を生きる心構えとして

禍も福も人間自らが招くものであって、それを心に銘じて行動すべきで、禍福そのものに慌てて、必要以上に悲しんだり手放しで喜んだりするな

というのを持っていた方が淡々と粛々と生きられる気がします。

福を招くには行動することです。

特に恋愛に関しては行動した分結果が出ます。

もちろんそれで好きになった人と別れるのは悲しいことですが。

別れと出会いはワンセットということでくよくよしないで前に進むしかないのです。

 

本日もナンパ鉄道999をご利用頂きまして誠にありがとうございました。

それでは皆様の良き「人万馬」ライフを願っております、jjjoy boyでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:2014 飯塚明「塞翁が馬」『中国故事』株式会社KADOKAWA

僕の非モテキを君に捧ぐ②

いつもナンパ鉄道999をご利用頂きまして誠にありがとうございます。

現在この列車は、惑星メーテルを目指して進行中でございます。

 

さて、前回の話では童貞だった俺が、タイプの女の子に声をかけて連絡先を交換してアポったところまで話した。

 

話を続けようじゃないか。

女の子に声をかけてナンパしたことはそれまでに何度かあったが、実際にアポを取り付けて会うところまで行くのは初めての経験だった。

もう顔を覚えていなかったが、確か可愛かったあの子が本当に来るのだろうか。

俺は美人局に騙されているんじゃないか、会ったら黒いスーツのおじさんたちに囲まれてどこかへ連れて行かれるんじゃないか。そう心配を覚えた。

予定通りに約束の5分前に着く。

まだ彼女は来ていない。

「着きました」

とLINEを送る。

「後五分くらいで着きます」

と返事が来る。

どうやら本当に来るらしい。

緊張と期待がいっぱいになる。

そろそろ五分経ったくらいか。

顔を上げて周りを見渡す。

来た。(うわ、めっちゃ可愛い)

「こんにちは」

「こんにちは」

夜なのに緊張して変な挨拶をしてしまった。

それから今となっては別の女の子たちをどれだけエスコートしたか覚えていないいつもの店へと案内する。

あの頃は、どこらへんに店があったかも曖昧で、少し立ち止まりながら、彼女と会話しながら店へと向かった。

カウンターの方がいいのか、テーブルの方がいいのか。

どっちが正しいのか俺は知らなかったが、その時は店の予約をする際に「カウンターでお願いします」と言うこともなかったので、案内されたのはテーブルの席だった。

席に座る。

相手の顔を見る。(可愛すぎるぞ、これは)

「まずは飲み物から頼みましょうか」

お互いビールを頼んでからメニューを見る。

共通の話題、共通の話題。

何を話しても彼女とは話があった。

そして何を話しても彼女は笑ってくれた。

あまりお酒が強くない俺は、彼女のペースに合わせて飲むとすぐに顔が赤くなる。

目を合わせ続ける。

向こうも目を合わせてくる。

j「目そらさないんですね」

「ふふ、joy君も」

j「じゃあ、勝負しましょっか」

「いいですよ」

この勝負は俺が勝った

ふと、トイレから帰ったタイミングで隣に座る。

これがテーブル・カウンターだ。(お店の席の構造に依存するので推奨しません)

手相の話から、どんな手の繋ぎ方が好きか聞く。

試してみる。

彼女の手に力が入っていない。

j「全然力入ってないですよ」

「だって付き合ってないですし」

そうか、この子はそう言う形式を大事にする子なんだなと知った。

この時の俺の脳内では

どうやってホテルまで持っていけばいいんだ???

てか、めっちゃ雰囲気がいい感じだな。

それくらいしか思ってなかったと思う。

アポでは常に主導権を握る。

それは誰かから聞いていたのか、実行した。

「じゃあ、そろそろ行きましょうか」

店を出る。

そうだ、あの日の俺は前日にもアポがあり、大学の授業で知り合った女の子に告白して、返事を待っている状態だった。(後日、お断りの連絡を頂きました)

とりあえず、彼女が欲しかったのだろう。

僕は

「会って二日目でこんなこと言うのかもおかしいかもしれませんが、好きになっちゃいいました、付き合ってください」

そう言った。

「私、仕事で忙しいかもしれないですけど、それでもいいですか」

そう聞いて来た。

「はい、よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

こうして僕にやっと彼女ができた。

帰り道では手を繋いだ。

j「今夜一緒にいたいです」

「今日は帰りましょう」

童貞を早く卒業したかったが、ここを切り抜ける力はなかった。

行きには横並びで歩いた道を、帰りには手を繋いで帰る。

j「まさか、こんな風になるなんてへんな感じですね」

「ふふふ、そうですね」

この日の気持ちを日記にはこう綴っている。

僕はもう一度恋愛工学の原点に立ち返るべきだと思うのです。あの惨めだった僕と向き合う時が来たんじゃないかと。報われた一瞬にそう思います。小さな口をいっぱいに開けてキスしてくれる彼女を幸せにしたい。もっと面白い人間でいたい。正直ハイスペすぎてこっちが引くわ。

この日久しぶりにキスをした。

キスの仕方は、前の彼女に教わったから童貞でも大丈夫だった。

帰りは途中の駅まで一緒だったので、彼女が先に降りた。

「それじゃあ、また」

「はい、また」

そう言い合って彼女と別れた

 

一人電車に残された俺は、何を思っていただろう、興奮する思いでツイートをしたに違いない。

 

その夜、帰ってから彼女にLINEをした。

次の日の朝、彼女からLINEが帰って来た。

それからアポ中に言っていた映画を観に行こうと言う話になった。

映画を観て、ご飯を食べる。

童貞は、セクトラをする機会を得た。

その日初めてラブホテルの下見をした。

ここをこう歩いて、こう入ってと。

頭の中ではやるしかない。

そう思っていたと思う。

 

お店を出る。

ポツポツと雨が降り出していた。

j「ちょっと雨宿りしましょう」

そう言って、彼女と手を繋いでホテルまで歩く。

いかにもラブホテルらしい建築物の前までやってくる。

入ってもいいものなのか。

ここまで来たら入るしかない。

手を繋いで玄関口を通る。

初めて見るラブホテルの光景に戸惑う。

そこは受付のおばさんがいないタイプのホテルだったのだ。

え、これどうしたらいいんだろう。

j「来たことあります?」

「いえ、そもそもあんまり来たことないので」

液晶に部屋の様子と値段が表示されている。

RESTとSTAYのボタンがある。

とりあえず、RESTのボタンを押した。

紙が出て来た。(この紙は今でも保存してます)

どうやらこの部屋に行けばいいらしい。

お金はいつ払うんだ。

エレベーターに乗って部屋を目指す。

指定した部屋の番号が赤く点滅している。

中に入る。

どうやら、先払いのようだ。

j「暑いですね、この中」

「そうですね」

会話がぎこちない。

j「映画、楽しかったですね」

「楽しかったですね」

j「なんか、緊張しますね」

「緊張しません?」

j「こういう時ってどうすればいいんですかね」

「なりゆきですよ」

j「いっつもシャワー浴びてるんですか?」

「浴びてないです」

「浴びます?浴びていいですよ」

j「別にどっちでもいいです」

童貞だとバレないように必死だったのを思い出す。

見つめあってキスをした。

<続く>↓

note.mu

*このセクトラの部分は当時、ホテル前グダをされたらどうしようかと思っていたので録音がありました。ほとんどそのまま採用してます。はー懐かしい。

 

それでは皆様のよきセクトラライフを祈っております、joy boyでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の非モテキを君に捧ぐ①

 次の停車駅は「メーテル」。停車時間は、二ヶ月と数十日。

 

一度はハイスペ惑星女医で登場している彼女をメーテルと称して語りたい。

なんたって別れてからも忘れようとしても忘れられない女なんだもの。

 

ところで皆さんは銀河鉄道999という漫画をご存知だろうか。

人類が機械化を達成して永遠の命を手に入れた時代設定があり、

そこでは機械化人VS生身の人間という構図がある。

そんな中で主人公の鉄郎(これは今の僕のアイコン)と

ヒロイン?のメーテル(アイコンで鉄郎にキスしてる美人)

が旅をする話と言ってしまえば銀河鉄道999のことを少しは知っているんだなと思ってもらえる。

漫画版、アニメ版、映画版と媒体を変えて銀河鉄道999は、鉄郎はメーテルと旅をするのだが、映画版でメーテルが最後に残したセリフが印象的だった。

「私は、あなたの想い出の中にだけいる女。 

私は、あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影。」

 

なるほど、これは俺と彼女の関係と同じだ。

僕の童貞を捧げた彼女が僕から離れて行く。

彼女にとっては一人の少年に過ぎない僕は、彼女を引き止めることができなかったし、初めて抱いた女として記憶の中からは消すことができないのだと気付いた。

だからここに記録しておくことで少なくとも思い出して辛い思いをすることがなくなればいいと思った。忘れたらいけないから何度も思い出させて「二度とこんなことになるなよ」と僕の脳が言っている。

 

そんな時にあるツイートと出会った。

 

非モテキ」と題して自分のモテなかった時代を語るらしい。

そんな機会を頂けるなら是非やりたいと思った。

というか、僕の中でずっとモヤモヤしている感情があったのをどうにかしたいと思っていたのと重なったことが大きかったかもしれない。

このツイートをきっかけに自分の"かさぶた"をもう一度剥がして痛みを伴ったとしても、誰かに俺の辛さを聞いて欲しいと、誰かにこの気持ちを知ってもらいたい、そう思った。

何を書こうかと彼女との思い出を記憶の中から引き出していく。

ほとんどが後悔の気持ちでいっぱいになる。

なんで俺はこんな行動を取ってしまったのだろう。

あの時こう言っていれば今はまだ彼女と繋がっていれたのかもしれない。

創刊号として先に連載を始めたKazさんの文章にも気になった部分があった。

彼女のことは好きだったが、ホテル代もワリカン、セックスのときも「好きだよ。」の一言も言わなかった。ホントは大好きだったが、気恥ずかしくて言えなかったのだ。

彼女からぼそりと「私、風俗嬢みたいだね」と言われた。

あの時、その言葉の真意を考えればよかった。

けど、僕はその言葉を黙殺した。特に重要なことだと捉えずどういう事かを考えることすらしなかった。

彼女は僕の彼氏で、言葉なんて無くても付き合っているという事実がある以上、お互いの気持ちなんて推して知るべし、だろ(いや、違うだろ)?

 これは俺だ。

ホテル代も割り勘、セックスの時に「好きです」とも言わなくなった。

「好きはいつか訪れるお別れの時に取っておけ」

という誰かのツイートが頭の中にあった。

付き合っているという関係を免罪符にして彼女が僕と会うのは当然のことなのだと自分に自惚れていた。

それらが大きな悲劇を僕に産むことに、当時の僕は気づけていなかった。

これは最も幸福な童貞卒業を迎えた男が不幸になるまでの話だ。

聞いても不快な思いをするかもしれないし、バカだなこいつと嘲笑するだけかもしれないし、特に何かいい気持ちになってもらえないかもしれない。

ただオンリーワン中毒男が毒づいて、純粋ピュアなあなたの心を汚して、自分が綺麗になったと思いたいだけなのかもしれない。

それでも構わないと思った方だけがこれから話す僕の言葉に耳を傾けてくれたらいい。

それでは、僕の非モテキを君に捧げよう。

 

 

 

大学3年生。一浪したので21歳だ。それでも僕は童貞だった。恋愛工学に出会って女の子とアポを取ってはいたものの、どうもセクトラができない。どうやっていいのかわからない。正月の書き初めで「脱童貞」と書いたからには行動を取らなくちゃと毎月毎週末にアポを入れていた。それでも童貞のままだった。

 

毎週届く金融日記には、童貞の僕に何か役立つ情報はないかと真剣に読んだ。

「童貞、童貞、童貞」

いかにして童貞を卒業するのかが最も大きな課題だった。

ある時、電車に乗っていたらすごくタイプな女性が乗り込んでくる。

僕の目的の駅に着くまで彼女は降りなかった。

降りると普段行かない駅だったので階段の場所がわからない。

ん、あっちに地図がある。

よしよし、反対側が階段だったのか、じゃあ戻ろう。

そう思って振り向くと彼女も同じ駅で降りていたらしく、僕と同じように階段の位置を確認したみたいだった。

僕が振り向くと同時に階段の方へと向かった。

(これは話しかけるしかない)

とその時思った。

近づいて斜め後ろ横から声をかける。

「すいません」

彼女は怪訝そうな顔をする。

「超かわいいなって思って、今度お茶しませんか」

そう言った。

「いいですよ」

即答された。

(え?ナンパってこんなに簡単なことなのか)

あっさりしすぎてこんなものなのかと思った。

彼女とLINEを交換する。

エスカレーターを上りながらQRコードを読みとってもらう。

頭の中では(連絡先交換できた!やった!やった!)と既に先のことを考える余裕はない。

「今日は時間ないんですよね」

「はい、この後予定が」

「そうなんですね」

「じゃあ、僕はこっちなので」

彼女と別れた

すぐに

「さっきはいきなりすいません!

 joyです。

 今度ご飯行きましょう(顔文字)」←(お茶じゃないんかい!)

と連絡する。

その駅近くであった僕の予定も終わり、携帯を見る。

返事がこない。

ああ、これが死番ってやつか。

諦めて風呂に入ろう。

風呂に入りながら

(んーやっぱり連絡先交換した後の会話が少なかったよな)

と反省した。

風呂から上がって携帯を見る。

なんと

返事が

来ているではないか。

 

天にも昇るような気持ちで返信をどうしようか考える。

即レスはない、明日の昼まで既読無視だ。

次の日の昼に返信をする。

ポンポンと会話が進み、アポも取れた。

<続く>

どうでしたでしょうか。

全然非モテキっぽっくない感じで話が進んで行ってます。

続きが気になる方はこちらで先読みすることも可能です。

note.mu

もちろん購入者の方の利益を守るために当ブログでは必要最低限の情報しか公開しませんのでご安心を。

 

それでは皆様のよきモテキライフを祈ってます、joy boyでした。